みなとみらいの裏　小さなアメリカ　ノースドッグ

１０年ほど前にみなとみらい付近の高速道路出入り口で車の中から

水面に並ぶバラックの様な水上ハウスを見かけました。

床は水上に突き出し傾いたトタン作りの家屋が立ち並び

横浜駅やみなとみらいのすぐそばにこんな場所があったのかと衝撃を受けたものです。

しかもこの付近にアメリカの領土があるという、横浜駅の隣,東神奈川ってどんな所だろう。

今日はそんなみなとみらいの裏側を歩いてみました。

リニューアルされた街の片隅に船の墓場

久しぶりに東神奈川駅に降り立ちましたが、以前の地味~な感じではなく

駅ビルやお洒落な飲食店もあり明るい雰囲気。

京急仲木戸駅と隣接していることもあり、一杯飲み屋的なイメージでしたが

ちょっと若者チックな駅になっていました。

早速ノースドッグを目指し瑞穂埠頭へ向かいます。

・・・の前にちょっと寄り道。あの１０年前に見た衝撃の場所を生で見たい！

でも水上ハウスの場所はうろ覚えでよく調べもしないで来てしまったので

とりあえず心当たりのある川沿いを少し散策することに。

もしかしたらもう取り壊されているかも知れませんね。

何か見つけられないかと、川沿いをウロウロ。人通りも少なく

ちょっと古めかしい雰囲気になってきました。

どんどん先を進んでいくと・・・おお～！

あの時水上家屋と共に見た放置船を発見。

持ち主を失い 捨てられた船達が大量に所狭しと浮かんでいました。

中には沈みかけている船も。何とも異様な光景です。

まさに船の墓場。ここだけ時が止まっていました。

ここも時代から取り残されてしまった空間のようです。この場所もいつか

リニューアルされる日がくるのでしょうか・・・そんなことを想いながら

いよいよ本日メインのノースドッグへ向かいます。

好奇心に火を付ける立ち入り禁止看板

神奈川二丁目交差点歩道橋地点まで引き返し、みなとみらい方面へ。

道路案内を見ながら行けば迷わずに瑞穂埠頭方面へ行けます。

この日は小春日和。海風が心地よく、週末のお昼だと言うのに

人気は全く無し。　とっても静かでのどかな時間です。

それもそのはずこの橋の先が瑞穂埠頭なのですが、立ち入り禁止の看板が・・・

瑞穂埠頭は1945年に完成した貿易港ですが、在日米軍の管理下にあるためこの橋からは

米軍の敷地なので一般の立ち入りや見学は不可とのこと。ん～！でもそう言われると

覗いてみたくなりませんか？　見たい！見たい！中を見たい。

イベントに参加すれば立ち入りＯＫ

こみ上げる好奇心を抑えきれず橋のギリギリまで行ってみました。すると・・・

おお～～～！なんとあれは軍艦ではないでしょうか！！！

興奮のあまり撮影してしまいましたが、調べてみたら基本的に施設内の

撮影は禁止(´;ω;｀)だそうです。海をメインに風景としての撮影ならばＯＫらしいのですが

これ👆ギリ大丈夫かなあ(^▽^;)　ヤバかったら誰か教えてください・・・

でもこんなコソコソしなくてもマラソン大会などのイベントの時は中に入れるそうです。

海風を受けて広々とした敷地をランするのも気持ち良さそうですよね。

日本とアメリカの境界線、橋の手前でノースドッグの歴史を見守るbar

さて、この日本とアメリカの境目である橋の手前にとても良い雰囲気のbarを見つけました。

ここはドラマのロケやアーティストのMVなどにも登場しているのでご存じの方も

いらっしゃるのではないでしょうか？

この場所で７０年ほどずっとノースドッグで働く米軍の人達をメインに営業されているそうです。

もちろんここは日本の領土なので誰でも入店出来ます。

一人でひっそりと訪れたい秘密の場所って感じでちょっと特別感ありますよね！

みなとみらいのすぐ裏手にこんなワクワクする場所があるなんて今回の街歩きは

私的にはすごくテンションが上がりました！

これからも魅力ある神奈川のスポットを歩いて行きたいと思います。

さて次回はどうしよう・・・今回がアメリカだったから次はイギリスにでも

いこうかしら？WWW